一を聞いて十を知る

鴻上尚史のエッセイを読んで、

大笑いした事がある。

 

その頃、私は上京していて、

そして東京生活も仕事もいまいちだった。

ささくれた気分でランチを食べに店に入り、

持って入った”鳩よ”という雑誌に載っていたのが

ソレであった。

 

そのエッセイのタイトルが、

確か一を聞いて十を知るだったと思う。

読んでいると、もう、可笑しくて可笑しくて

本に隠れるように肩を震わす姿を、

まるでその姿を側から見ていたように思い出す。

 

「今日のランチ」はササミの刺し身丼で、

いくら何でも乗せすぎじゃないか。

と思う程、生のササミが大量にのっかっていた。

 

さて。

 

さて、である。

 

整体というのは施術はもちろんだけど

「見立て」というのも大事になってくる。

 

簡単に言うと

「体がどんな風に歪んでいるか」

「それにより、どこに問題が生じているか」

を判断する力。

 

例えば、片方の足首が回内していると

脛骨と大腿骨は内旋して

膝は曲がり、骨盤は、、、と、

結局、肩の位置の歪みまで続く事になる。

 

「一部分を見るだけじゃ痛みも歪みも直りませんよ」

 

HPなんかでよく見かけるその言葉には

そういう意味がある。

 

 

一を見て十を知る。

 

 

それが、今の私の仕事である。

 

 

 

2018年10月3日|日記0 コメント

9月の勉強会 レポート

月に一回勉強会って、いったい営業日を休みにして

ナニ勉強してやがんでぃ。

 

と、思われる方もいるかもしれない。

 

決して布団とか壺の売り方なんぞ学んでいる訳ではない。

 

・各自が持つ技術の発表

・基本の技(術)のチェックと意味の掘り下げ

・整体業界に関わる座学

・新しい技の習得

 

と、いうようなことを毎月毎月、何年も繰り返している。

 

今回の技術の発表は「ありとみ接骨院」の

有富先生が登場である。

教えて頂いた技術はもちろんなのだけど、

技術に至るまでの解剖学が無茶苦茶に面白かった。

解剖学の本に並ぶ活字はだいたい近寄りがたい。

でも、有富先生の口からでるその知識は、

冷たい活字から生きたランランとしたものに変わるのだ。

毎日YouTubeで講義してくれたら、私は絶対に見る。

 

そして新しい技は「ヘルニアにおける髄核移動」の技術。

まだ整体がこの世であまり認知されていない時代から、

アメリカまで行ってカイロプラクティックを学んできた

中村先生。技を決めるポーズがものすごく決まっている。

 

技はアート。効果的な技術は、見た目もまた絶対に美しい。

 

 

その姿を見て、改めて学ぶのであった。

 

 

 

そして今回はその4つにオマケが付いた。

 

 

S君の壮行会である。

 

S君は整体でご飯を食べる道には進まなかったけど、

年下の先輩であり、勉強会に出続けたひとである。

 

まるで和田誠の挿絵から抜け出たような風体のS君は、

もうそれなりの年だけど、”君”という呼び名が

とてもしっくりくるのだ。

 

この数年は仕事でアジアに行ったり戻ったりを

繰り返していたが、今度3年という期間を

中米に転勤になってしまった。

 

 

さびしいなー。

 

 

3年。

 

 

テレビなんかで恋人同士が3年離ればなれになる。

「待っててやれよー。すぐじゃん。」

なんて最近は、ババァになったのをいい事に気楽に

ヤジを飛ばしちゃったりしていたが、

アラフィフにして3年の長さを思い知るのだった。

 

 

3年経ったら。

 

 

50のアラウンドの輪は今よりもっと小さくなっている。

その頃、私はどう変わっているだろうか。

どう変わっていくことが出来ているだろうか。

 

 

ボーっとしてても3年。

がむしゃらでも3年。

 

 

・・・。

 

 

 

S君、私も頑張ろう。

 

 

2018年9月21日|おかめ日記0 コメント

サウイフモノニ

頑丈なものが好きだ。

 

今持っている携帯は、米国防総省の基準に準拠した強度で、

耐衝撃だの防塵だの耐氷結だののボディに魚群探知機から

クマ鈴まで付いている代物である。

 

それじゃあ、よっぽどアウトドアでもするのかと言えば、

今日こそは出かけよう。今日こそは人に会おう。

そう思いながら気付けば夕方の5時を回っているタイプなのだ

 

出掛けないのだから、もちろんその機能を生かすどころか

使うこともない。だいたいクマ鈴に至っては何処を押せばいい

のかも分からない、という有様である。

 

それでもなお、世界最強の防犯リュック、というのが今の

心惹かれるもののトップであり、ついでに言うと旦那さんも

実に頑丈そうなタイプである。

 

 

こう書いていくと、小心者が透けて見えるようで恥ずかしい。

 

 

 

これさえあれば大丈夫。

 

 

この世に、そんなものがあるだろうか。

 

 

あるとすれば、それは命である。

そして願わくば健康である。

 

 

WHOが世界成人の25%が運動不足だと発表した。

 

”寝るのって最高だよね”とか

”美味しいもの食べてるのが一番幸せよね”

なんて喜んで話している身としては、やや憚られるが、

 

太陽を浴びること

軽くていいから運動すること

 

大事である。

 

健全な体に健全な精神が宿るかは分からないけれど、

健康な体には比較的頑丈な精神が宿る。というか、

弱った体で元気なメンタルを維持するのは高等テクニック

である。とは、言えるのではないか。

 

 

雨が降り、風が吹き、地が崩れ、映画でしか見たことが無い

ような景色ばかりが流れる。

 

 

いざという備えの中に、健康も入れておきたい。

 

 

そう思う。

 

 

 

 

2018年9月6日|おかめ日記0 コメント

夏のはなび

毎年、御前崎の花火の日は師匠宅で

朝から海遊びとBBQということに決まっている。

 

このBBQというのがもう5、60人の人が集まって

今年なんかだと、やれ熟成肉だ

やれ鰻を捌いたのを炭で焼こう

だのと、けっこうに派手である。

 

この花火とも、かれこれ10年以上の付き合いになった。

 

あぁそう言えば、最初はこの花火の集まりが

イヤでイヤで仕方なかったことを思い出す。

 

人の集まりが苦手なのは勿論、最初はまずもう、

何を着ていけばいいのかすら分からなかった。

 

このガッコウの生徒さんたちは経歴が変わった人が多い。

 

その中の海部門だと例えば”プロのサーファー”

という人もいて、師匠もサーフィンが好きだもんだから、

なんというか、とにかく水着も服も集まりの雰囲気も

海に対してこなれているんである。

 

 

・・ぜったい、整体師にならなかったら

関わらなかったであろう世界・・・

 

 

だったのだ!

 

最初は緊張しすぎてよくバックレていたっけな。はは。

 

 

”みんなで海に入るから水着を持ってこい”と言われて、

丸井に湘南とかで髪の長いお姉さんが着るような

オシャレ水着を買いに行った、最初の花火の日。

 

その水着姿を見た師匠夫婦は何も言わず翌朝、

枕元に娘のラッシュガードと海パンを置いててくれたっけ。

 

 

よっぽどあの水着はダメだったのだろうと、

思い出しては今でも笑ってしまう。

 

 

なにはともあれ、楽しい時間。

一日中こんなに笑ってる日もないな。

 

今じゃ、そんな花火の日になりました。

 

 

 

焼きはやっぱりむずかしい!!

 

 

 

 

 

 

 

2018年8月7日|おかめ日記0 コメント